近年、多発する大規模災害の教訓から要配慮者を支援する福祉避難所の役割はますます重要なものとなり、各自治体において、その体制整備が進められています。本県でも多くの社会福祉施設等が、市町村の福祉避難所に指定されています。

　一方で、福祉避難所となる施設は、災害時の混乱の中で、利用者の支援と避難者への対応が同時に求められるなど、その運営は困難を極めることが想定されます。そのような中においても速やかな開設及び運営を行うことが出来るように、平時からの施設と市町村の連携はもとより、災害時には官民一体となった取組が不可欠です。

　本研修会では、福祉避難所に指定された社会福祉施設と市町村が、BCP策定の意義と策定に必要な手法等を学び、災害時における要配慮者への迅速な対応に備えることを目的に開催します。